バイクでたどった「奥の細道」 <アッキーさんのクロスカブ+その後>

「片雲の風に誘はれて、漂泊の思ひやまず春立てる霞の空に」芭蕉さんの辿った「奥の細道」へ、クロスカブ(110CC)で出発したのは2019年4月のこと。4000kmの旅を終えて・・・ ブログは続きます。 季節の風景、旅のこと、鉄道のこと、新聞テレビから、街のできごと、美味しいこと、うどんのこと、富士山のこと、盆栽もみじちゃんのこと、苔ちゃんのこと、おじさんは怒ってるぞ!のこと・・・などなど 

6/28 バイクでたどる「奥の細道」50日を振返る 温泉地 観光地 町並み を考える ①

旅行中の投稿記事はいつも急いで書きましたので、誤字脱字がいっぱいあります(いまもそうですが)恥ずかしくて見直ししません。(^^ゞ ごめんなさいです。

・観光地事情

私が、いつかは行ってみたいと思っていた場所(観光地、名所)は、待ちすぎたせいかだいぶ疲れてしまったところが多い印象でした。思っていた感じと違うところが多かったです。単に、時代が変わったのか、ブームが去ったとかそういうことではなく、「かつて」の観光地、名所に「出かけてくる人がいない」「出かけられない」「興味がない」「飽きてしまった」・・・ のか、私のようなもの好きと、一部のマニアに支えられている観光地、名所が少なくないと感じました。・・・これは日本人のことです。  アジア 大陸方面からのお客さんは、こんな所にまで? と思う場所にもいらっしゃいます。 日本語パンフレットが見つからないことが多くなりました。

・温泉地事情

宮城県では、昔行ったことがある温泉地で複数の旅館が廃墟のようになっているのを見て、非常に残念な思いでした。 生き残りのをかけて様々な試行錯誤が行われています。それがいつか明暗となることでしょう。各地の温泉街で廃墟となった大きなホテル旅館を見ました。格安を売り物にする複数のホテルチェーンがどんどん増えています。(以前の施設名称を使ったりしているので、この旅行中にも知らずに一度宿泊してしまいました。日本人がほとんどいない夕食バイキング時は、信じられない風景でした)

路線変更を決めて国外のお客さんに照準を合わせた温泉地(宿)。地道に湯治客を大事にする温泉地(宿)。 「地元民が大切にする・される」、「もう一度行きたい」、「何度でも行きたい」場所にしないと、何百年ものお湯の歴史が、ここで終わってしまう危険があると思うのです。

山中温泉で、声をかけてくれたおばちゃんは、住民の方ですが「お風呂の番台」担当の方。「ここは最高のお湯!夕方になると地元の人がどんどん集まってくる。連休は一日で1000人だったのよ~」ビックリ!  地元の方が支えて温泉を大事にしています。ここの温泉は他の見本になるのではないでしょうか。 がんばれ!山中温泉

え~と え~と 突然「奥の細道山中温泉編です。 山中温泉で「曾良ちゃん」は、おなかを壊し、静養のため一人で伊勢の国長島へ行くことになります。下の写真右端は、山中温泉芭蕉の館」前にあるその場面の像です。(謝る?)曾良ちゃん、涙の芭蕉さん。可笑しいでしょ なかなかこういうのは見られません。(笑) 恐るべし山中温泉

f:id:akki-san-cross-cub:20190628112114j:plain
f:id:akki-san-cross-cub:20190628112052j:plain
f:id:akki-san-cross-cub:20190628111954j:plain
f:id:akki-san-cross-cub:20190628112018j:plain
f:id:akki-san-cross-cub:20190628112143j:plain
住民自慢する山中温泉。写真左は男湯、真ん中は女湯、建物が違うのです(^^)v。芭蕉さん曾良ちゃんお別れの像。こういうのをつくっちゃう楽しさがあります。

以前紹介した肘折温泉です。毎朝、市が立ちます。 「ひたむきな努力」「淡々と・・・」という印象を受けた温泉。応援したい温泉です。がんばれ 肘折温泉

f:id:akki-san-cross-cub:20190517072654j:plain
f:id:akki-san-cross-cub:20190517072819j:plain
f:id:akki-san-cross-cub:20190517073133j:plain
f:id:akki-san-cross-cub:20190517073026j:plain
f:id:akki-san-cross-cub:20190517072930j:plain

・町並み事情

バイクで毎日走って町中で見た光景。印象の残った場面ベスト10~ん!

①葬祭センターの数(本当に多いです。あらゆる建物の再利用、コンビニ跡など) ②本日の通夜、告別式を知らせるまちなかの案内板 ③デイサービスの送迎車両 ④COOP宅配車 ⑤クロネコヤマトと佐川急便 ⑥リュックを背負って国道を歩くおじさん(どこへ?何を?謎です)たくさんいます。そして ⑦がんばる郵便屋さん(赤カブと黄カブで並んで走ることが何度も) ⑧歩行者はどこも極めて少ないです、出会う人は杖の人が非常に多いです。 ⑨バイパス沿の、日本中どこにでもある、同じ看板の店舗群。(正直、つまらないです)  ⑩海岸線の集落や誰も来ないような山間部にも「売地」の看板が出されています。

かつて栄えた、いわゆる駅前に近い商店街は、休日平日関係なく人通りがありません。なるべく駅に立ち寄るようにしましたが、一部の駅を除いて、小さな駅は無人が多く利用者は少ないです。駅として頼りにされていない?ことがとても心配です。通過してきた県庁所在地の市以外はどこも同じような感じです。