バイクでたどった「奥の細道」 <アッキーさんのクロスカブ+その後>

「片雲の風に誘はれて、漂泊の思ひやまず春立てる霞の空に」芭蕉さんの辿った「奥の細道」へ、クロスカブ(110CC)で出発したのは2019年4月のこと。4000kmの旅を終えて・・・ ブログは続きます。 季節の風景、旅のこと、鉄道のこと、新聞テレビから、街のできごと、美味しいこと、うどんのこと、富士山のこと、盆栽もみじちゃんのこと、苔ちゃんのこと、おじさんは怒ってるぞ!のこと・・・などなど 

日本一美しい鉄道 只見線 こんなに愛されている鉄道はないと思う 「日本の原風景 会津」を走る 只見線

「おかえりなさい只見線!」 2022年10月1日(土)7:11只見駅  11年ぶりに只見駅を出発する上り会津若松ゆき 一番列車に乗る。 昨年の5月に小出→只見間に乗車した時は、車内は私一人だけ。 その時とは大違いの今日の賑わい。 「おかえりなさい只見線!」のさまざまなグッズを持った人たちが沿線で大きく手を振る。列車の窓から見る光景はまるでテレビのCMのよう。うれしい!

10/1 6:30ころ 只見駅周辺にて 
7:01 来ました来ました小出から。  上り一番列車がいよいよ只見駅に到着です
関係者の皆さんが総出で待ちかまえます。  TV中継の準備もOK。 
人形たちも待っていました。 会津川口まで乗ってみます。
家の中から、船の上から、「おかえり!」が。 会津若松駅からも応援団(会津川口駅で)

再開通11年というのは、東日本大震災と同じ年に起こった豪雨からのこと。当時の福島県地方は震災の影響でさまざまな混乱の中にあった。 そして鉄道赤字路線への風当たりは強い。 あっただろう多くの反対意見を時間をかけて説得して再開にこぎつけた、只見線愛する人たちの困難・努力・パワーには計り知れないものがある。まさに奇跡の復活と言っていいのではないだろうか。 
「鳥肌が立つような絶景」があちこちに残っている会津地方で、再び命をもらって走ることになった只見線。この日本一美しい鉄道路線を応援しつつ、また少なくとも同じような災害が発生しないでほしいと心から願う。