バイクでたどった「奥の細道」 <アッキーさんのクロスカブ+その後>

「片雲の風に誘はれて、漂泊の思ひやまず春立てる霞の空に」芭蕉さんの辿った「奥の細道」へ、クロスカブ(110CC)で出発したのは2019年4月のこと。4000kmの旅を終えて・・・ ブログは続きます。 季節の風景、旅のこと、鉄道のこと、新聞テレビから、街のできごと、美味しいこと、うどんのこと、富士山のこと、盆栽もみじちゃんのこと、苔ちゃんのこと、おじさんは怒ってるぞ!のこと・・・などなど 

東京たんけん  あしたのジョーに会いに行く 泪橋(なみだばし) 台東区日本堤 7/3    

南千住駅に降ります。次は北千住界隈と決めていたのですが、今日は午後の3時間くらいしか空かず、JR・東京メトロ日比谷線南千住駅からちょっとだけ歩くことにしました。

台東区日本堤、清川そして荒川区南千住あたり、この地域はかなり前、台東区浅草山谷という住居表示でした。中心付近にあるのが「泪橋」(なみだばし)。 漫画「あしたのジョー」の中では、矢吹丈はこの地域に現れ、この橋の下にある丹下段平のボクシングジムで、ボクサーをめざすことになります。

泪橋交差点 後ろにスカイツリー  「立つんだジョー!」「ずっと立ってますよ!」 (ジョーが立っているのは、泪橋から離れた土手通りです)

なぜここなのか   ジョーが夢を見て 燃え尽きた街。泪橋という名前。時代の狭間で変化してゆく山谷が見たい。・・・    説明できない「哀愁」を感じます。

泪橋 江戸時代ここに、小塚原処刑場という罪人の処刑場があったそうです。そこへ向かう罪人は涙を流しつつ橋を渡り、見送る人たちも橋の手前で涙を流したという「人生の境界」が泪橋でした。首切り地蔵は、処刑された死者を弔うために建立されたものだそうです。でも、地元では「延命地蔵さん」。お地蔵さんとしては大きいです。東日本大震災で左手が折れてしまったそうですが、現在は復元されています。

駅からすぐの延命寺にある首切り地蔵     駅周辺は開発が進んでいます  跨線橋 

矢吹丈(ジョー)の生き方 「ほんの瞬間にせよ、まぶしいほど真っ赤に燃え上がるんだ。そしてあとには真っ白な灰が残るだけだ!」とジョーが紀子に語る。

それはまた、山谷にあつまる人たちの生き方に、似ているかもしれないと思うのです。

広い通りから路地に入ると風景がちがいます
新旧が入り混じる街の移り変わり    高齢化はどこにでもやってくる
路地にも新しい建物ができている   コインロッカーに「撤去」の張り紙  主はどこへ?

急ぎ足での南千住界隈めぐりでした。帰りは三ノ輪橋駅から都電荒川線に乗ってみます。この駅前もいい感じです。東京都交通局東京さくらトラム都電荒川線の愛称に決定しました。

都電荒川線三ノ輪橋

あっ! 忘れてました! 千住は芭蕉さんの「奥の細道 矢立はじめの地」です。南千住駅前にいらっしゃいました。お久しぶりです。<(_ _)>     都バスもどんどんカッコよくなります。

南千住駅ロータリーの芭蕉さん トイレに行った曾良ちゃんを待っているのでしょうか

では また!